夢をカタチに インターネット活用コーチの福田浩です。

フロイトについて、この本を読了しました。

フロイトの生涯と彼が精神分析、あるいは自我とどう向き合ってきたのか、とても感動的に読みました。

幻想を抱かぬ現実主義者であろうとしたフロイトが、その戦いの果てに「みんなが思っているほど、人間の自我は強くもないし、万能でも無いのだ」と言った。その言葉に何か胸に迫るものを感じました。

人は「矛盾」を解決したがる。自我は自分の中の矛盾、自我の分裂、を解決しようとする。
罪に気付き、抑圧し、自我を統一しようとする。

自我分裂は解決できるし、解決すべきである。これは自我を過信した自己愛的な幻想であって、それは反って自我の分裂を認めまいとする否認の虜となり、さらに自我の分裂を招く。
ここにミッチャーリッヒの「攻撃性の環」と同じような「自我分裂の環」が出来る。

人間の天性としてはいかなる自我分裂も解決しうる(人の天性にはいかなる攻撃性も無い)→自分にはもはや自我分裂は無い(自分には攻撃性は無い)→しかし、おまえは未だ自我分裂がある(おまえには攻撃性がある)→だから、おまえは自我分裂を解決するべきだ(おまえの攻撃性は報復されるべきだ)→私はおまえの自我分裂を告発する(私はおまえを攻撃して良い)

今、世の中を蔓延している空気を思うと、言葉も出ません。

アインシュタインとフロイトのこんな往復書簡があるんだそうです。
1932年、第一次大戦が終わり第二次大戦前夜のこの会話、読んでみたいです。

 

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