「なんでも知ってはりますね」と時々言われるんです。
それは意外なことでね。本人は知らないことばっかりだと思っています。
もし、僕が何でも知っているように見えるとすれば、「知らない」と思っているところに鍵があるのでしょう。

「知らない」ことを、恥ずかしいことだと言う風潮があるように感じます。
テレビのクイズ番組を見ていても、物知りの人が尊敬されるようなね。
まあ、物知りの人はそれなりに偉いんでしょうけどね。

でも、例えば「創造性」と言うことを考えたときにね。
「創造性」と言うのは、「知らない」から「創造」しなくちゃいけないわけで。
知っていれば創造する必要も無いですよね。

「創造性」というのは「知らない」と言う自覚から生まれるんじゃないかな。
だから、自分が「創造」したものを見て、ビックリしたりすることがある。

「知らない」ということは、恥ずかしいことではない。
そこから何かを生み出す「種」であってね。
そこに空白が有るから、そこを埋めようとして「創造」や「学び」が生まれるんじゃないかな。